謝り方のお話

ちょっと身内にちょっとしたことで怒られることがあったので、反省も踏まえて。 利害関係があるところではなく、家族や友人等を怒らせてしまって謝らなければいけないときに考えたことのメモです。

怒られているときに自分が考えているのは以下のことです。

  • 相手が何について怒っているのか、その中で自分の非がどこにあるのか
  • 相手が自分のアクションについて何を求めているのか

まず、起こっている相手に出来ることは基本的に謝ることしかないと思っています。ただ、自分が悪いと思ってないこと、相手が怒っているポイントと外れたところで謝っても、相手には響かないです。ですので、まずは相手が怒ってることと、その中で自分が悪いと思っていることを上げ、その点について謝ります。この際、反論したいことや自分の非ではないことについて色々言及したくなりますが、言わない方がいいです。黙って謝れという話ではなく、人と話す際に1つの話に複数のトピックを入れない方がいいと思っているからです。そうした場合、だいたいにおいて印象的な片方のトピックしか伝わりません。つまり、謝意とともに意見を述べると、反論しただけで謝意が全く伝わらないことがほとんどです。特にオンラインの文章でやりとりしているときにやりがちです。

平謝りをすべき、という話ではなく、自分の言動についてどこに非があったのか、真摯に反省をする必要があるということです。

その上で、最初のステップでは謝意を受け入れてもらうことに全力を尽くすべきです。反論したいことや、相手に要求したいことも当然あると思います。それはそれで適切に伝えるべきなのですが、相手が怒っているときには基本的に伝わらないことを理解しなくてはいけません。親しい身内間での怒りというものは、だいたい何かしらの期待を裏切られたという悲しみの感情が裏にあります。その部分を解消しないことには怒りが消えることはないので、まずは「自分は引き続き期待するに値する人である」と思ってもらうことを最優先にする必要があります。

自分の言いたいことは、相手と笑顔で会話できるようになってからで遅くないです。怒られているときには、相手の怒りを解くことに注力しましょうというお話。言いたいことがあるなら、怒りを解いた後に言った方が確実に伝わります。