Oculus goが届いたんよという話

去年末くらいからずっと「2018年初頭発売開始!」と公式サイトに出続け、「2018年初頭っていつやねん!」ってずっと思っていたOculus goですが、ゴールデンウィークに入る頃に突如発売開始。

f:id:rs_wisteria:20180515232749p:plain

届いた。注文フォームが日本語に対応していたので、油断して届け先を日本語で書いたら、謎の英字変換されていて、よく無事に届いたなと感心しました。今販売サイト見ると、「ローマ字表記で入力してください」と注意書きがありますね。

さて、何故Oculus goを購入したのか。それは「寝っ転がって、Netflix(および、ブラウザで閲覧できる各動画配信サイト)が見られる」という使用方法に惹かれたからです。VRという言葉から今までそれほど出てこなかったこの身近な、悪い言い方をすれば志の低い体験。ここに、なんとなくVRが次のステージに上ったと個人的に思ったのです。

Virtual Reality。仮想現実と日本語では訳されたりしますが、Virtualはどちらかというと「実質的な」という意味合いが正しい単語です。「実際にはそのような形をしていないけれども、あたかも実質的にそのものであるような」というのが正しいVirtualのイメージですかね。計算機屋さんなら、Virtual Memoryを想定すると分かりやすいかも。そう考えると、今までのVRが現実世界における何かの実質的なオルタナティブであったことはそれほど無かったと思います。

で、寝っ転がって動画が見られるという話。これは紛れもなくVirtual Realityだと感じました。現実には存在しない大スクリーンを、「実質的にそのものであるように」体験できるのがOculus goによる動画視聴です。画面解像度の問題や視野角の問題もあり、まだ現実の大スクリーンには及びませんが、間違いなくそこに向けて近づいているものであると思います。今まで手に入らなかったものを、実質的に手に入れてしまえるようになる未来を、NetflixのアプリとOculus goの手軽さから感じたわけです。

ちなみに弱視の知人が、遠くのものをスマートフォンで撮影して間近で見ることで視力をカバーしていることがあるんだけども、そういう人がOculus go見たらどう見えるのかな。ちゃんと見えるなら、これは弱視の人にとっては凄いデバイスになるよね。