大学時代の先輩の結婚式二次会に行ってきた

実は結婚式の二次会みたいな、微妙に居場所が定まってなくて大半の知らない人に囲まれる空間が結構苦手である。でも大学時代に本当にお世話になった人たちで、祝福の気持ちは直接会って伝えたかったので参加することにした。

自分の話になるけど、昔の自分はよく自分の境遇だったり能力不足だったりを自虐的に口に出すことが多い人間だった。その裏には多分、自分の吐いた自分に対する侮蔑の言葉を他人に否定してもらいたかったっていうのが多分あったんだと思う。で、この先輩方、特に新郎の方はそういった自分の言葉の裏にあるものを全部見抜いた上で、ストレートな言葉を返してくれたのを覚えている。それは若かった頃の自分には結構堪えたりもしたのだが、それ以来は自分の伝えたいことを言葉の裏に隠して、それを他人に理解してもらおうと期待することが無くなった。これは自分にとって、凄く前向きな変化で、それに気づかせてくれたこの先輩には本当に頭が上がらない。

とまぁ、向こうにとっては数多くいる後輩の一人に過ぎないのだが、自分にとっては凄く大きな存在の人だったりするわけで、その人たちの結婚祝いとなれば絶対にその場にいたいと思った次第。

新郎が二次会の実質司会をやってたり、新婦が話を振られるたびに「いやまぁ…別に…」的な反応だったのが、いつも見慣れてた先輩方と同じ姿で、それが逆に本当に素敵に見えた。今日の名言は新婦の締めの挨拶での「新郎が心を込めて書いたありきたりな挨拶文を、私が心を込めて棒読みします」。本当に棒読みだよこの人!!!新郎の一人称で書かれてる文章そのまま読んでるから、登場人物に新婦しかいなかったりとかwww

ちなみに俺のSO905iCSのバッテリーが会場に着いた途端に切れたので、写真を撮りそこなったのが心残り。それでも、とても素敵な時間を過ごさせてもらいました。

こういうイベントの帰り道、特に一人になると少し気分が落ち込む。賑やかな会場とのコントラストで寂しくなるのもあるだろうし、他人の人生のターニングポイントを目の当たりにしてきたわけだから、自分のこととか考え込んじゃうんだろうな。

ともかく、末永くお幸せに。

天皇杯 浦和レッズ v. 横浜F・マリノス

天皇杯5回戦が今年からはシーズン中に行われるようになった。というわけで4回戦でコンサドーレ札幌を1-0で下した横浜F・マリノスと、同じく4回戦で愛媛FCを延長で辛くも下した浦和レッズの対戦となった。場所は香川県の丸亀。首都圏チーム同士の試合が地方で行われるのも天皇杯の風物詩。応援に行く身としては面倒この上ない。

さて、4回戦の札幌と5回戦の浦和。目指すところはそれぞれ違っていても、それぞれの問題を抱えているチームらしく、そんな浦和のゴール裏。

またマンション建設反対かよ!

やたら長い一発幕は既に浦和のゴール裏の名物というか、定番になってる気がする。宮崎吐夢風に言えば「ダンマクは長けりゃいいってもんじゃないってことを肝に銘じておいてくださーい」という感じか。長すぎて本当に言いたいことがよく分からんぜ。選手が出てくる前に片付けるあたり、「誰に」言いたいのかは札幌サポーターよりは分かりやすいし、目の前の試合に対してはちゃんと切り替えてる感じ。何だかんだ言って、サポーターの熟成度は札幌とは比較にならんよなぁとか思った。

試合は前半の早い時間帯に狩野健太田中隼磨のゴールで横浜が2点リードする理想的な展開も、前半終了間際と後半開始直後に1点ずつ入れられ同点に。その後は横浜GK榎本哲也のスイッチが入ったらしく神がかり的な好セーブを連発。試合は延長になり、横浜がもう一度盛り返す空気を作るも決着までは至らず、PKへ。俺が横浜ゴール裏に行き始めてから3年くらい経つが、天皇杯5回戦が90分で終わった記憶が無いぜ。

PK戦はひたすらに横浜のボールを蹴る選手、あるいはGKの榎本哲也の名を残りわずかのあらん限りの体力で叫ぶ。祈りにも近い想いを声に乗せてPKの行われている反対側ゴール裏まで届けようと、ゴール裏は必死。その声に応えるよう、次々とPKを成功させる横浜。一方の浦和も失敗しない。

横浜も浦和も5人全員がPKを成功させ、サドンデスに。

先行横浜6人目は栗原勇蔵。いつものフリーキックと対照的なやわらかいキックで難なく成功。浦和の6人目は鈴木啓太。コースの甘かった鈴木啓太のキックを「カンで飛んだ」榎本哲也がセーブ。この瞬間に横浜の天皇杯準々決勝進出が決定。

そこから先の記憶は曖昧だったりする。

ただ、いい年こいた大人が揃いも揃って泣き顔だったのは覚えてる。もちろん自分も例外なく。後から思い返すとかなり照れくさくはあるけれども、その瞬間のゴール裏は本当に美しかったと思う。あの時、一緒に泣いて、一緒に抱き合って喜べる仲間がたくさんいたことは本当に幸せだった。

試合終了の瞬間に大の大人が一斉に泣き崩れるほどの強い「勝つ」という気持ち。これを残りの試合でどれだけもち続けられるか。残留のためでも、天皇杯のためでも、ましてやACLのためなんかではなく。目の前の1試合にどれだけ全力を注げるか。そしてそれを続けられるか。

今はもう、千葉戦のことしか頭の中に無いです。

残留争いの直接対決ということもあって、勝てば一気に残留が近づく試合ではあるけど、そのこと自体をこの試合に向けてのモチベーションにしたくない。もっとシンプルに「勝つってことはこんだけ嬉しいんだぜ」っていうのをモチベーションにしたいね。

あんまり写真取れなかったけど、試合終了後のスタジアムの写真をなんとなく撮ってみた。

ここから丸亀駅までこの時点からあと1時間以上かかるとは、このとき夢にも思っていなかった…。

自分の所属するサポーターグループの連中と試合終了後に自宅鍋。鍋の色んな材料を買い込んで余っても処分に困るし、最近やってないってのもあったので、ピェンロー(中国の白菜鍋)を作ることにした。手っ取り早いし。

干ししいたけを水でもどし、白菜、豚バラ肉、しいたけを鍋に大量に入れ、ごま油をざっくりかけてひたすら煮るだけ。超簡単。あとは春雨かビーフンあたりを食べるちょっと前くらいに投入するといい感じ。食べるときは煮汁をすくって、各自が好きな量塩を加える。これでまずくても人のせいに出来るという優れもの。結構好評でした。

ちなみに材料がまだ余っているので、明日あたりに我が家に来てくれる人がいるならもう一回やろうかなと考えているところ。

久しぶりの負け

横浜1-3京都。なんつーか、柳沢と相性が悪いのかな。開始2分でセットプレーから河合のヒールでいきなりゴールが入ったとこまでは良かったんだが。必死さで差が出たような気もするし、運が悪かったところもあるような気がする。

だけど、ゴール裏から柏戦のころまであった必死さ加減が消えてるような気がするのはよろしくない。実際、切羽詰ったところは少し過ぎてたわけで、その状況で本当に切羽詰まったときに出る力と同じものを出すのは難しいのだろう。でもまぁ、難しいから出来なくて仕方がないとは考えたくないよね。来週は負けたら終わりの天皇杯5回戦だし、その次は切羽詰ってる千葉との対戦。また1から積み上げていかないとね。

あと、京都の水谷は過去柏時代にクラブに謝罪文を書かせておきながらまだ懲りてないのかね。まぁ、負けたから特に言えることは無いんだが、お前は別にたいした仕事して無いだろとだけは言いたい。

『BUDOUKaaaaaaaaaaN!!!!!』/perfume (at 日本武道館)

perfume初の武道館ライブの2日目に行ってきた。perfumeの曲がJBLのラインアレイで聞けるだけで5000円払う価値はあるのですが(ぉ

perfumeに対する印象がずいぶん変わった。いや、あんまり変わってはいないのだけど、思ったより凄い人たちだったっていうのを実感した。

音楽が流れてるときなんか、耳から入る情報はクラブのフロアなんだけど、目の前にあるのはどう見てもアイドルのライブだったりするわけで、その融合がとても新鮮だった。曲にあわせてゆらゆら揺れたりするのも気持ちいいし、定番の振り付けを会場一体となってやるのも楽しい。なんつーか、人によって好きなように楽しめる非常に懐の深いライブだと思った。

あとはどんなにデカイ箱になっても、客との距離を近づけようと努力している3人の姿勢には本当に感激した。つーか、写真とかで見るより動いてる実物のほうがはるかにかわいいね。3人とも。一気にあーちゃんがお気に入りになってしまいました。まぁ、メインでMCやってたせいもあるんだろうけど。

聞いてて気持ちよかったのが「take me take me」「butterfly」「game」「love the world」あたり。演出的には1曲目の「コンピューターシティ」が途中でコンピューターの故障っぽいサウンドのアレンジで終了した後に始まる「edge」とか、アンコール前最後の「puppy love」で難易度の高い振り付けをあーちゃんに振られたときとか(間奏で腕を「上・下・上・上・下・上・下・下」で振る。男女かよw)、締めに「perfume」から「wonder2」とか。セットリストも凄く良く練られてるなぁという印象を受けた。「ジェニーはご機嫌ななめ」とかやっててびっくりした。perfumeカバーしてたんだ、知らなかった。

ラストはまさかのヤスタカ登場(舞台には上がらなかったけど)で会場大盛り上がり。やっぱり中田ヤスタカは凄い。こんな人が俺と同い年とか信じられないぜ。

あと、新曲の「dream fighter」をはじめて聞いた。初めて「ポリリズム」「love the world」を聞いたときの衝撃みたいなものはそれほど無いけど、ストレートに格好よく気持ちいい曲。売れそうだなぁー。

なかなかに幸せな時間を過ごさせてもらった。代々木のライブもいけたら行きたいなぁ。