知識の深さと広さの話

久しぶりにポエム書く!

開発者としてなにかものを作る際に自分が担当してない箇所の知識をどれくらい持つべきかと言うことをちょっと考えてみました。開発者の採用面接してる中で、自分が候補者に対してものを作る上で必要となる一通りの知見を求めていることに気づいたので、どうしてそのように考えているのか整理しようと思ったのがきっかけ。

ものを作るに当たって、うちの会社はディレクターやデザイナーなど、他の役割の人とチームを組んで、それぞれの役割を担っていくことが多く、彼ら彼女らとうまくコミュニケーションをとることがプロジェクトの質を上げていくことに繋がると思っています。で、人とうまくコミュニケーションをとる際に重要なのが共通の知識だと考えています。

仕事をすすめるにあたって、役割分担の境界ってあるじゃないですか。責任範囲と言うよりは、内容的にどの職種の人が担当するか悩ましい場所。うちの会社だと例えばHTMLやCSSのコーディングやUI系のJavaScriptの実装なんかはプロジェクトによって結構開発者がやるかデザイナーがやるかが変わってきます。画面仕様考えたり進捗管理したりみたいな仕事はディレクターの状況を見て任せたり引き取ったりとまちまちです。

そのような境界にあるような仕事内容はそれぞれの職種の人の間でコミュニケーションが頻繁に行われる箇所でもあります。その境界の仕事について、開発者とデザイナー、開発者とディレクターが共通の知識を持っていないと仕事を進めるにあたっての必要なコミュニケーションをとることは出来ません。その場合、コミュニケーションの質が下がるか、コミュニケーションコストが増大するか、その両方か、いずれかの状態に陥ってしまいます。

もちろん、そんな完璧超人みたいな人がほいほい居るわけもなく、自分が出来ているかというと全然出来ていないわけですが、大事なのはそうあるべきという姿勢なのかと思います。自分の学習、成長に「これは知らなくていいや」って線を引かない人であろうとすることが大事なのかなと思っています。