ただ精神の安定のために書いただけの話

アニメ等の作品をただの娯楽では無く、自分を構成するためのかけがえのないものにしている人はたくさん居ると思います。 そういう自分のそのうちの一人で、あの作品に出会えたから今の自分がある、とはっきり言える作品がいくつかあります。

自分にとっては「けいおん!」がそれの一つで、当時大して上手でもなく年に一度程度のライブをするくらいのバンドをやってた自分にピンポイントで刺さりました。 楽器から音を出して、人と合わせることが心の底から楽しいことを、あそこまで丁寧に描画した作品に会えたことに心が震えたことを覚えています。

その、京都アニメーションの話。

自分を構成する要素を作ってくれた人たちが、大変不幸な目に遭われてしまいました。 とても悲しく悔しい気持ちで一杯だし、同じ思いをしている人が日本中、世界中にたくさん居ることを考えると心が痛みます。

もの凄い無力感に襲われましたが、8年前の地震で自分は「変わらない日常を過ごすこと」の大切さを学びました。 そして今の自分は仕事で様々なプロダクトを作ったり、個人では技術同人誌を書こうとしている立場です。 形は違えど、同じものを作る人間として、今手を止めるわけにはいかないという意地みたいなものが湧いています。

お亡くなりになられた方の冥福を祈ります。 そして怪我をされてしまった方の無事を祈ります。 二度とこのような悲惨な事件が起こらないことを心から祈ります。